往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、楽天の電子書籍ストアを利用できるパナソニックのタブレット「UT-PB1」を取り上げる。
パナソニック製の電子書籍タブレット。楽天が運営する電子書籍ストア「Raboo」の専用端末となる。OSはAndroid2.2をベースとしているが、読書端末として独自のカスタマイズが施されており、アプリの追加およびAndroidマーケットの利用には非対応。
本体は単行本サイズで、タッチ操作に対応した7型カラー液晶を搭載、本体を片手で持って読書が楽しめる。
PCを経由せずに無線LAN経由でストアから電子書籍を直接購入できるほか、Rabooの売れ筋ランキングや特集を自動受信する機能も備える。さらに約600冊の「チラよみ」コンテンツがプリインストールされていることも特徴。
読書端末としての機能のほかに、ブラウザやメールをはじめとした16種類のアプリが搭載されており、VIERA remote、DIGAリモコンなど同社の機器との連携も考慮されている。3Gには非対応。
| メーカー | パナソニック |
|---|---|
| 国内発売時期 | 2011年8月 |
| 発売時価格 | 3万4800円 |
| 専用/汎用 | 専用 |
| OS | 独自(Androidベース) |
| OSバージョン | 1.09.00 |
| サイズ※最厚部 | 133(幅)×206(奥行き)×13.9(厚さ)ミリ※突起部除く |
| 重量 | 約400グラム |
| 解像度 | 1024×600ドット |
| ディスプレイ | 液晶 |
| カラー/白黒 | カラー |
| 画面サイズ | 7インチ |
| 通信方式 | IEEE802.11b/g/n |
| Bluetooth | Ver2.1 + EDR |
| 内蔵ストレージ | 8Gバイト(ユーザ使用可能領域:約5.5Gバイト) |
| メモリカードスロット | microSD |
| バッテリ持続時間(メーカー公称値) | 約6時間(明るさ最小)、約3.5時間(明るさ最大) |
| タッチ操作 | 対応 |
| 対応フォーマット | XMDF |
| コネクタ | USB(A) |
| 電子書籍ストア | Raboo(運営終了)、紀伊國屋書店BookWebPlus、BookLive!、eBookJapan |
| そのほか | Rabooは2013年1月22日にコンテンツの販売終了、2013年3月31日にダウンロード可能期間終了 |


7インチワイド画面を採用。読書端末としては縦向きで利用するが、アプリによっては横向きでの利用にも対応する(写真=左)/約400グラムと、同世代の7インチタブレットであるGALAXY TabやGALAPAGOS A01SHよりは若干重いが、片手で十分持てる(写真=中央)/本体左側は若干の隆起があり、左手で持った際にホールドしやすくなっている(写真=右)

正面。Android2.2をベースにしていることから、画面下部にメニュー、ホーム、戻るキーを備える。上部にはカメラも搭載する(写真=左)/左側面。電源コネクタを備える(写真=中央)/右側面。microSDスロットを備える(写真=右)

上面。電源ボタン、フルサイズのUSB Aコネクタ、スピーカーを備える。USBケーブルはA-A仕様のものが添付され、PCからのデータ転送が行える。充電には非対応(写真=左)/底面。スピーカーを備える(写真=中央)/背面。リセットスイッチを備える。左手でグリップした際の滑り止め加工も施されている(写真=右)

ホーム画面は「マイデスクトップ」と呼ばれる。プリインストールコンテンツを集めた「チラよみ」に加えて「読みかけ」「未読」「お気に入り」といったカテゴリが並び、それぞれを呼び出して読むことができる(写真=左)/コンテンツを表示したところ。ページめくりはフリックで行う(写真=中央)/楽天が運営する電子書籍ストア「Raboo」に接続し、直接コンテンツを購入できる(写真=右)

16種類のアプリがプリインストールされる。ユーザーによる追加には対応しない(写真=左)/Rabooのお勧め書籍などユーザーとRabooの接点となる「ブックストア」(写真=中央)/Androidの設定画面。端末の認証解除などもここで行う(写真=右)
パナソニックの7型タブレット「UT-PB1」で楽天の電子書籍ストア「Raboo」を試すCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.