特集
ISTORIA(イストーリア) WZR-6B――ウェイズジャパン:電子書籍端末ショーケース
往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。今回は、ウェイズジャパンが販売する6型電子ペーパー搭載の電子コミックリーダー「ISTORIA WZR-6B」を取り上げる。
製品概要
ウェイズジャパンが販売する6型電子ペーパー搭載の電子コミックリーダー。電子書籍ストア「雑誌オンライン+BOOKS」の電子コミックを無線LANもしくはPC経由で購入し読むことができる。
タッチ対応の電子ペーパー端末としては約195グラムと軽めだが、バッテリー持続時間はKindle Touchの2カ月に対して約1週間、無線LANは11n非対応と、スペック的にはやや見劣りする面もある。フォーマットは独自の配信コンテンツ(.jpub)形式をサポートするほか、Adobe Digital Editions DRM EPUBなどにも対応。
購入時には「ブラックジャックによろしく」13巻がプリインストールされているほか、黒と白の2種類のブックカバーが付属する。コンテンツをバンドルしたモデルも積極的に展開され、ソフトバンククリエイティブから登場したハーレクインコミックス100冊のセットモデルでは、閲覧期間1年という制限付きながら5万2500円相当のコミックスを端末込みで2万9800円で購入できたほか、雑誌オンライン+BOOKSから別のタイトルを購入することもできた。
PDFやZIP圧縮JPGの表示もサポートするが、ファイルサイズなどの制限があるため、自炊データの表示にはやや不向きである点には注意したい。
スペックで見る「ISTORIA WZR-6B」
メーカー | ウェイズジャパン |
---|---|
国内発売時期 | 2012年2月 |
発売時価格 | 1万8000円 |
専用/汎用 | 専用 |
OS | 専用 |
OSバージョン | - |
サイズ(※最厚部) | 125(幅)×168(奥行き)×8.8(高さ)ミリ |
重量 | 約195グラム |
解像度 | 600×800ドット |
ディスプレイ | 電子ペーパー |
カラー/白黒 | 白黒16階調 |
画面サイズ | 6インチ |
通信方式 | IEEE802.11b/g |
Bluetooth | なし |
内蔵ストレージ | 約2Gバイト(使用可能領域約1.4Gバイト) |
メモリカードスロット | microSD |
バッテリ持続時間(メーカー公称値) | 約1週間(1日30分読書時、無線OFF時) |
タッチ操作 | 対応 |
対応フォーマット | jpub、EPUB、PDF、TXT、JPG、PNG、BMP |
コネクタ | USB(microB) |
電子書籍ストア | 雑誌オンライン+BOOKS |
その他 | ZIP圧縮JPG/PNGにも対応(含まれるファイル数は最大256個、最大容量25Mバイト) |
最終更新日:2012年5月20日 |
写真で見る「ISTORIA WZR-6B」
画面は6インチ、解像度は600×800ドットと、電子ペーパー端末としては一般的なサイズ(写真=左)/約195グラムと、Kindle Touch(約213グラム)に比べると20グラムほど軽い(写真=中央)/本体幅はやや広め。タッチによる操作にも対応するが、本体下部には物理キーも搭載されている。ルックス自体はソニーReaderに近い(写真=右)
正面。画面下部のキーは、左から順に戻る、画面リフレッシュ、音量調整、メニュー、ページ番号表示、ページ戻る/進むと種類が豊富。画面リフレッシュとページ番号表示が独立したキーとして備わっている例は珍しい。メニューキーにはLEDが備わっており操作時に点灯する(写真=左)/左側面。端子類はとくにない(写真=中央)/右側面。こちらも端子類はとくにない(写真=右)
大きなアイコンが並ぶホーム画面。メニュー類は日本語表示だが「リーディングルーム」など他にない用語が多く慣れが必要。ファイルマネージャを備えるのも電子書籍端末としては珍しい(写真=左)/コンテンツは上下左右にマージンのない状態で表示されるため、同サイズおよび同解像度の電子ペーパー端末に比べると画像が大きく表示できる。ただし第4世代Kindleなどの端末に比べると電子ペーパーの残像が残りやすく、白黒反転もかなり目立つ。ページめくりはボタンおよびフリックのどちらでも可能(写真=中央)/ページジャンプなどのメニューはアイコンのみでテキストラベルがないため、やや分かりづらい(写真=右)
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