アプリケーションサーバの3階層システム全体を保護する「SecureSphere」

アークンは、WebサーバだけでなくWebアプリケーションサーバやデータベースも含め、3階層構成のアプリケーションサーバ全体を保護する「SecureSphere バージョン2.0」を発売する。

» 2004年06月01日 20時41分 公開
[ITmedia]

 アークンは6月8日より、Webサーバだけでなくアプリケーションサーバやバックエンドのデータベースも含め、3階層構成のWebアプリケーションサーバシステム全体を保護する「SecureSphere バージョン2.0」の販売を開始する。

 SecureSphereは、米Impervaが開発した不正アクセス対策製品。監視用の「SecureSphereセンサ」と管理用の「SecureSphereサーバ」から構成されている。

 この製品は、HTTP、HTTPS、SQLの各プロトコルを監視し、不正なリクエストやSQLクエリ、バッファオーバーフローやDoSといったさまざまな攻撃を検出すると、セッションの強制終了などを通じてブロックする仕組みだ。最大で毎秒900件のリクエストに対応できるという。

 特徴としては、外部から送り込まれるリクエストだけでなく、内部ユーザーによる不正なアクセスからWebアプリケーションサーバやデータベースを保護できることが挙げられる。また、シグネチャに基づいて既知の攻撃を検出するだけでなく、異常イベント検出/イベント相関処理といった技術によって未知の攻撃についても防御が可能という。

 SecureSphereセンサはLinux上で、SecureSphereサーバはWindows 2000上で動作する。価格は270万円。

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