AMD、64ビット対応のデュアルコアプロセッサ2005年に投入

米AMDは、64ビットコンピューティング向けデュアルコアプロセッサの設計を完了。x86サーバ向けを製品を2005年半ばに、クライアントPC向け製品を同年下半期中にそれぞれ出荷する計画だとしている。

» 2004年06月15日 08時45分 公開
[ITmedia]

 米AMDは6月14日、64ビットコンピューティング向けデュアルコアプロセッサの設計を完了したと発表した。x86サーバ向けのデュアルコア製品を2005年半ばに、クライアントPC向けには同年下半期中にそれぞれ出荷する計画だとしている。

 AMDは数年がかりでマルチコアプロセッサの開発を進めており、AMD64技術を採用するベンダーが増える中、32ビットオンリーのシステムや32ビットオンリーのデュアルコアプロセッサはいずれ時代遅れになると同社は指摘する。

 「業界がマルチタスクのアプリケーションにシフトし、64ビットのデュアルコアプロセッサのみが提供できるスケーラビリティが必要になることを当社は見越していた。何年も前にAMD64技術を開発した当時から複数のコアに最適化した設計になっているのはそのためだ」と、Computation Products部門執行副社長のダーク・マイヤー氏は述べている。

 これに先立ちIntelも、デュアルコアに重点を置く方針を表明している(5月17日の記事参照)。(→関連記事)

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