PKI+手書き認証でセキュリティ強化を、日立情報システムズ

日立情報システムズは、自社開発のPKIパッケージ「SSCom」に、同じく自社開発の手書きサイン認証システム「TEGAKI」を対応させた。

» 2004年07月01日 01時33分 公開
[ITmedia]

 日立情報システムズは6月30日、自社開発のPKIパッケージ「SSCom」に、同じく自社開発の手書きサイン認証システム「TEGAKI」を対応させたことを発表した。8月より、PKIとサイン認証を組み合わせた本人認証ソリューションとしての販売を開始する。

 SSComは、電子証明書を用いた本人認証や暗号通信(VPN)を実現するPKIセキュリティパッケージ。一方TEGAKIは、署名を書く際の「行動」「癖」も含めて本人であることを確認するバイオメトリクス認証の一種だ。

 この2つを連携させることにより、認証強度を高め、本人以外によるシステムの不正利用を、より確実に防止できるという。ノートパソコン上のポインティングパッド上でサイン入力を行えるため、追加の認証デバイスを導入する必要がないことも特徴だ。

 日立情報システムズでは、金融や医療、公共機関など、高度なセキュリティが求められる業種を中心に販売していく。6月30日より行われているNetWorld+Interop 2004 Tokyoの展示会でも紹介する予定だ。

 SSComにTEGAKI認証のソフトウェアを加えた価格は、100ユーザーで180万円から。

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