パナソニック、ネットワークカメラを用いた多様な監視システムを紹介

パナソニックはNetworld+Interop 2004 Tokyoのブースで、「VOD-3Dハイビジョン伝送ステージ」を披露するほか、ネットワークカメラを用いたセキュリティソリューションを紹介した。

» 2004年07月01日 08時44分 公開
[ITmedia]

 さまざまに趣向を凝らした展示が並ぶNetworld+Interop 2004 Tokyoの中でも、ひときわ目立つのがパナソニックのブースだ。

 同社ブースでは、RFID(ICタグ)を利用しての情報収集が可能なほか、有明のパナソニックセンターからネットワーク経由で伝送されてくる3D-ハイビジョン映像のシアター、「VOD-3Dハイビジョン伝送ステージ」などが用意されており、多くの来場者でにぎわっている。

 一方で「security ideasゾーン」では、ネットワークカメラとハードディスクレコーダーを組み合わせたセキュリティ監視システムが紹介された。「昨今の個人情報漏洩事件の続発を受けて、担当者がいったいどんな作業を行っているかを確認できるようにしておきたいというニーズは高まっている」と同社は説明する。

 たとえば「IPセキュリティシステム」は、ネットワークカメラによる不審者の監視に、虹彩認証による入退室管理、さらにはICカードを組み合わせたより厳密な本人認証といった仕組みを一元的に管理するものだ。守りたい場所や情報に応じて、必要な監視/認証機能を組み合わせ、重要度に応じた階層的なセキュリティ対策を実現できる。

 またこのゾーンでは、世界初というIPv6対応ネットワークカメラ、「BB-HCM311」も紹介された。

IPv6対応ネットワークカメラ IPv6対応ネットワークカメラ

 見た目の映像に変わりはないが、「IPv6では多くのIPアドレスが利用できるほか、IPSecを標準で搭載しているため、通信のセキュリティを強化できる」(同社)ことが特徴という。価格は6万9800円で、8月より販売される予定だ。

FOMA対応ネットワークカメラ FOMA対応ネットワークカメラ

 同社はさらに参考出品の形で、「FOMA対応ネットワークカメラ」も紹介した。FOMAカード(P2402)を組み合わせて利用するもので、外出先などからFOMA端末経由でズームをはじめとするカメラの制御が可能だ。音声も同時に拾えること、専用センサーを組み合わせれば、何らかの動きをトリガーにして自動発信し、モニタリングを行えることなどが特徴だ。自宅の防犯やペットの様子の確認といった用途で利用できるというが、具体的なリリース時期はまだ未定という。

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