日立、秘密分散法による情報漏えい防止システムを提供開始

日立製作所は、秘密分散法を利用した情報漏えい防止システムを7月21日から提供する。

» 2004年07月14日 19時18分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は7月14日、秘密分散法を利用した情報漏えい防止システムを7月21日から提供すると発表した。

 「SecurePlaza」の情報漏えいソリューションとして追加された「モバイル割符」システムは、秘密分散法を適用した保存方法で情報漏えいを防止するのが特徴。システムファイルを除くファイルやプログラム、フォルダを暗号化でき、さらにPCのローカルフォルダとUSBメモリに物理的にファイルを分割して保存する。そのため、PCとUSBメモリがそろわないと、ファイルの閲覧などができない仕組み。

 USBを接続した状況で、モバイル割符のアイコンにドラッグ・アンド・ドロップすることで利用できるほか、予め決められたファイルを動暗号・分割できる。大容量のファイルにも対応できるように、USBメモリに保存するデータ量を10Kバイト程度までに調整することも可能だ。

 同システムは、7月22日からの「日立ITコンベンション 2004」で紹介する予定だ。

 価格は、モバイル割符基本ソフトウェアと64MバイトのUSBメモリ、10ユーザーライセンスなどをあわせた基本セットで11万4000円から。Windows 2000 Professional SP4およびWindows XP Professional SP1に対応している。

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