三菱電機、MetaFrameへのログインを強化する「SBC ICカード認証システム」発表

三菱電機は、MetaFrameを利用したサーバベースドコンピューティング環境で、端末ログイン時の認証を強化する「SBC ICカード認証システム」を販売する。

» 2004年07月21日 21時38分 公開
[ITmedia]

 三菱電機は9月より、サーバベースドコンピューティング環境で、端末ログイン時の認証を強化する「SBC ICカード認証システム」を販売する。

 シトリックス・システムズ・ジャパンが提供する「Citrix MetaFrame」を利用したサーバベースドコンピューティング環境は、処理をサーバ側に集中させ、クライアント側には重要な情報を保存させないことから、運用コストの削減のみならずセキュリティの観点からも関心が高まっている。

 今回三菱電機が発表したSBC ICカード認証システムは、文字通り、ICカードを組み合わせることで、PCへのログイン時の認証を強化するものだ。これにより、サーバベースドコンピューティング環境における不正なユーザーのログオンを防ぐとともに、いつ、誰がどの端末からログインしたかといった情報を把握できる。

 認証に用いられるICカードは、一般的なPCだけでなく、サーバベースドコンピューティング専用端末にも利用できるという。10月には、三菱電機インフォメーションシステムが提供するDRMシステム、「DROSY」との連携を可能にするモジュールが提供される予定だ。

 SBC ICカード認証システムの対応クライアントOSは、Windows 98のほかWindows 2000/XP。基本パックには、サーバ用ソフトウェアとICカード発行ユーティリティ、ICカードリーダライタとカード20組分が含まれており、価格はオープンプライスとなる。なお、実際の製品製造、販売および保守は、三菱電機インフォメーションテクノロジーが行う。

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