Intel、64ビット対応のサーバプラットフォーム発表

米Intelは、64ビット対応のXeonプロセッサを基盤としたデュアルプロセッササーバ用の次世代プラットフォームを発表した。チップセットはPCI Expressデバイス、高速のDDR2 400メモリ、800MHzのシステムバスなどに対応する。

» 2004年08月03日 09時04分 公開
[ITmedia]

 米Intelは8月2日、64ビット対応のXeonプロセッサを基盤としたデュアルプロセッササーバ用の次世代プラットフォームを発表した。6月に発表された3.6GHz版のXeonと、新チップセットの「E7520」「E7320」(コードネームLindenhurst)、RAIDストレージ機能を高めた新しいI/Oプロセッサ「IOP332」(コードネームDobson)で構成される。

 E7520チップセットはストレージ、ネットワーキングなどのために複雑なI/O処理能力を必要とする高性能システム向け。E7320はそれよりも価格を抑えた製品となる。

 両チップセットとも、IOP332プロセッサなどのPCI Expressデバイスに対応。このチップセットをめぐっては先日、PCI Express対応で不具合が見つかったと報じられたが、Intelでは今のところ、10〜12月期初頭をめどにPCI Expressアダプタのサポートを拡大する計画だとしている。

 このほか高速のDDR2 400メモリ、スループットを高めた800MHzのシステムバスなどの新技術によって全体的なパフォーマンスを強化。VeriTestが行ったベンチマークテストの結果として、従来版に比べてWebBenchで54%、Windows Media Load Simulatorで22%、SPECjbb2000で18%のパフォーマンス向上を記録したと紹介している。

 1000個ロット時の価格は7520が84ドル、7320は70ドル、IOP332は82ドル。Intelの発表によれば、Dell、富士通、日立、HP、IBM、NEC、東芝など主要メーカー多数が搭載製品の投入を表明している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ