Windows XP Service Pack 2(SP2)の問題を修正するための緊急フィックスが、米Microsoftからリリースされた。(IDG)
米Microsoftは、Windows XP Service Pack 2(SP2)の問題を修正するホットフィックスをリリースした。今後も複数のホットフィックスが出される公算は高いが、開発者やアナリストは、それがPCライフというものだと指摘している。
「ソフト開発は複雑な作業であり、人間が行うものだ。SP2がすべてであり、これですべて終わって今後のパッチはもう必要なくなるとは思っていない。と、Enderle Groupの主席アナリスト、ロブ・エンダール氏は話す。
今回のホットフィックスは、バーチャルプライベートネットワーク(VPN)の一部ユーザーにSP2が引き起こす問題を修正する。VPNは一般的に、従業員が自宅や外出先などから会社のネットワークにセキュアに接続するのに使われる通信ソフト。
MicrosoftのXP SP2担当リードプログラムマネジャー、ライアン・バーカード氏によれば、実際にこのパッチが必要になるユーザーはごくわずかだという。しかも、影響を受けるVPNユーザーは、すべてではないにしても大半が、雇用先のIT部門を通じてホットフィックスを受け取る。
SP2のリリース直後にホットフィックスがリリースされたことは、完璧なソフトなど存在せず、時が経てば繰り返しパッチを当てることが必要になることを肝に銘じさせるものだ。しかもWindowsの人気ゆえ、クラッカーやセキュリティ研究者も含め、多くがまだ未発見の脆弱性を探し続けている。
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