CiscoのIPコミュニケーション製品とMicrosoft CRMを連携させるための新ソフト「Cisco CRM Communications Connector」は、Ciscoのチャネルパートナーに無償で提供される。
米Cisco Systemsは8月23日、Microsoftの技術協力を得て、CiscoのIPコミュニケーション製品とMicrosoft CRMを連携させるための新ソフトを開発したと発表した。このソフト「Cisco CRM Communications Connector」は、Ciscoのチャネルパートナーに無償で提供される。
同ソフトは、今年2月に発表のあった、中小企業(SMB)市場にターゲットを定めたCiscoとMicrosoftの提携から生まれたもの。Microsoftの認定を受けた初の「IPコミュニケーション」アプリケーションだとしている。
中小企業は同ソフトを使ってCisco IPコミュニケーションプラットフォームとMicrosoft CRMを統合し、顧客サービスの改善や営業費用の圧縮につなげることができるという。
Ciscoはこの日、SMB市場におけるMicrosoftとのコラボレーションを補完するため、「Cisco CRM Express Solution Specialization」も発表した。Cisco CallManager ExpressとMicrosoft CRMアプリケーションの統合についてノウハウを持つチャネルパートナーを認定する。Cisco CallManager ExpressはMicrosoft CRMユーザーにIP電話インタフェースを提供する。
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