バリアンシス、中堅〜大企業向けにステルス型のウイルス対策ゲートウェイ

バリアンシス・テクノロジーズは、F-secureのアンチウイルスエンジンを採用したウイルス対策ゲートウェイ製品「V-gate Enterprise」を発売する。

» 2004年08月25日 13時29分 公開
[ITmedia]

 バリアンシス・テクノロジーズは8月25日、企業向けのウイルス対策ゲートウェイ製品「V-gate Enterprise」を発売した。

 V-gate Enterpriseは、F-secureのアンチウイルスエンジンを採用したウイルス検出/駆除ゲートウェイ。SMTPやPOP、HTTP、FTPのトラフィックを検査し、ウイルスの侵入を防ぐ。またRBLや題名(サブジェクト)を用いたスパム駆除機能も搭載した。

 同社が先に提供済みの「V-gate」の上位機種に当たり、100〜1000クライアント規模の中堅企業から大企業をターゲットにしている。スループットは130Mbps以上といい、1000セッション以上の同時接続に対応するという。オプションの冗長構成モデルを用いて、アベイラビリティをさらに高めることも可能だ。

 特徴としては、V-gate同様ステルス型ウイルス検出方式(透過ブリッジモード)を採用しており、既存のネットワーク構成に変更を加えることなく導入できることが挙げられる。同一ネットワーク上の特定の機器に対してのみ検査を行ったり、複数のV-gate Enterpriseを設置して負荷分散を行うといった具合に、柔軟に導入、運用できるという。

 価格は、100ユーザー版の「V-gate Enterprise 100User」で72万9250円から。次年度以降の価格は21万8925円からとなっており、8月30日より出荷が開始される。

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