8月のウイルス被害は沈静化の傾向に──トレンドマイクロの月間レポート

トレンドマイクロのマンスリーレポートによれば、8月はウイルスによる被害が全体的に沈静化する傾向だったという。

» 2004年09月07日 16時52分 公開
[ITmedia]

 トレンドマイクロは、2004年8月度の「コンピュータウイルス感染被害報告件数マンスリーレポート(日本国内)」を発表した。

 これによると、8月におけるウイルス感染被害の総報告数は5157件で、7月(6471件)から減少したことがわかった。新しいウイルスの登場も少なく、全体的にウイルスによる被害は沈静化の傾向にあるといえる。

 しかし、ウイルス作者は長期休暇中にウイルスを作成すると一般的に言われており、世界の多くが夏期休暇にあたるこの期間に新しいウイルスが登場する可能性は低い傾向でも、休暇中に作成された不正プログラムが休暇終了後に頒布される場合が多いため注意が必要だと、同社は指摘している。

 8月度のウイルス感染被害上位は以下の通り。

順位 ウイルス名 種類 被害件数
1位 WORM_NETSKY ワーム型 300件
2位 TROJ_AGEN トロイの木馬型 286件
3位 JAVA_BYTEVER.A その他 259件
4位 TROJ_CRYPT.A トロイの木馬型 127件
5位 WORM_MYDOOM.S ワーム型 113件
6位 TROJ_ISTBAR.W トロイの木馬型 66件
7位 TROJ_REVOP トロイの木馬型 57件
8位 WORM_MABUTU.A ワーム型 50件
9位 TROJ_DLOADER トロイの木馬型 43件
10位 TROJ_DYFUCA.M トロイの木馬型 42件

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