特集:後編 いま、知っておくべきJavaテクノロジー 2004dev Java(1/6 ページ)

デベロッパー「dev Java」では、これまでにOSS、商用と大別して50以上の特集を掲載してきた。この特集を読めば、読者がJavaに対し向き合う時、自らの理解がどの位置にあり、どのようにステップアップしていけばよいかをつかめるだろう。

» 2004年09月30日 17時17分 公開
[阿島哲夫(カサレアル),ITmedia]

 すでに公開中の「いま、知っておくべきJavaテクノロジー 2004」前編では、Javaの基礎を始め、開発の基となる知識についてをまとめた。JDBC(データベース)やJSP、サーブレット(Servlet)、MVCモデルなど初期のうちに押さえておきたい事項については、前編が参考になる。

 今回の後編では、現在、開発効率をテーマとして取り上げられることの多い統合開発環境について、そしてオープンソースソフトウェア(OSS)利用による効率化追求などを解説していく。以下、1〜14までの項目は前編にて網羅されているものだ。

見 出 し 一 覧
1. Javaの基礎
2. オブジェクト指向の基礎
3. HTMLとJavaScriptの理解
4. データベース、SQLと密接な関係にある
5. JDBCによるデータベースアクセス
6. Javaは「XML」が密接に関わることを忘れてはならない
7. Webアプリケーション開発へのステップServlet、JSP
8. Webアプリ開発はServletから入っていくのがよい
9. HTMLタグの延長でJSPに関わっていく
10. JavaBeansの理解が拡張性、メンテへの意識を高める
11. Webアプリで扱うDataSourceによるDBアクセス
12. オブジェクト検索、取得を可能とするJNDIサービス
13. MVCモデルに基づく開発が標準
14. 有志によるライブラリ提供の利用
15. 注目されるWebアプリケーション「フレームワーク」
16. UMLによる設計段階のチーム連携
17. EJBはビジネスロジック実装に特化
18. 設計の定石をカタログ化する「デザインパターン」
19. 開発効率を上げるためのツール利用がトレンドに
20. IDEは商用、オープンソース問わず全盛に
21. JUnitに代表されるテストの自動化
22. 開発行程の効率化を高めるXDoclet
23. オープンソースソフトウェア利用の勘どころ
24. 商用製品は開発の枠を超え行程連携に優れるものが多い
25. サーバインフラ、構築と運用の知識
26. Webサービスが全盛になっている
27. JSFによる開発環境の共通化
28. J2SE 5.0で開発環境はどのように変わるのか
29. ツール使いではいけない、業務、業界の知識を取り込もう

注目されるWebアプリケーション「フレームワーク」

 Webアプリケーションで直接業務に関係がないアプリケーション制御部、つまりMVCでいうControllerは、実際にはどのシステムでも似たようなものになる。

 この部分は特に共通化が可能なため、昨今はフレームワークの使用が進んでいる。

 そして、フレームワークの定義は次の通りだ。

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