2003年度の国内ソフトウェア売上は5兆2417億円──JEITA

JEITAのソリューションサービス事業委員会によれば、2003年度の国内ソフトウェア売上は合計5兆2417億円で、対前年度比109%。今後は、とくにアウトソーシングなどのサービス市場で規模拡大が見込めるという。

» 2004年10月01日 17時38分 公開
[ITmedia]

 社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)のソリューションサービス事業委員会は9月30日、「わが国におけるソフトウエア及びソリューションサービス市場規模自主統計調査結果」を発表した。

 これによると、2003年度の国内ソフトウェア売上の合計は5兆2417億円で、対前年度比109%となった。

 同売上の内訳は、「SI開発」(コンサルティング、ソリューション、システムインテグレーション)が2兆3514億円で対前年度比104%、「ソフトウェア」(アプリケーションパッケージ、ミドルウェア)が7911億円で同比103%、「アウトソーシング・その他サービス」(アウトソーシング、ハードメンテナンス、ソフトメンテナンス、その他)が2兆992億円で同比116%。

グラフ 市場規模(金額)

 2002〜2003年における傾向をもとに今後の市場動向を推定した場合、SI開発は伸びが少なく、またソフトウェアも横這いとなる一方で、アウトソーシング・その他サービスは大きな伸びを見せ、2005年度にはSI開発の規模を上回ると、同委員会は報告している。

 なお、同調査結果は、昨年度から実際にデータ収集するなど調査を開始していたが、今回、委員会参加各社の合意を得て、公表されたもの。

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