日本オラクル、経営分析システムの最新版を発表

日本オラクルは、経営分析システム「Oracle Daily Business Intelligence」を発表した。

» 2004年10月06日 23時31分 公開
[ITmedia]

 日本オラクルは10月6日、経営分析システム「Oracle Daily Business Intelligence」(Oracle DBI)の最新版を発表した。Oracle DBIは、ERPパッケージの「Oracle E-Business Suite 11i.10」から搭載される。なお、Oracle E-Business Suite 11i.10は、この秋に提供が開始される予定。

企業における経営状況の一元管理や、ERPを中心とした基幹システムの導入効果を高めるための手段として、経営分析を支援するためのCPM(コーポレート・パフォーマンス・マネジメント)の活用が現在注目されている。

 Oracle DBIは、E-Business Suite上で実行された各業務単位の情報を業績管理データとして有効活用することを目的とした経営分析システム。最新版では、CPMアプリケーションとしての機能を強化している。

 また、同システムは、E-Business Suiteの全てのアプリケーションで共用される単一のデータモデルを基盤にしているため、企業は信頼性の高いデータを経営基盤として利用できる。

  DBIの最新版は、バランス・スコアカードを実行するためのアプリケーション製品「Oracle Balanced Scorecard」(Oracle BSC)との連携機能を強化している。BSCの開発環境であるPerformance Management Designerを連携機能として活用し、Oracle DBIの事前定義済みの経営指標を、BSCの経営指標を構成する尺度として利用できる。この連携機能により、BSCの戦略計画における経営指標から、より詳細な経営分析レポートを作成することができる。

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