レイヤ2スイッチで経路/優先制御を実現、ノーテルとネットワンが共同開発

 ノーテルネットワークスとネットワンシステムズは共同で、ノーテルのレイヤ2スイッチ「BayStack 470」シリーズに経路制御/優先制御機能を実装した。

» 2004年10月21日 19時04分 公開
[ITmedia]

 ノーテルネットワークスのレイヤ2スイッチ「BayStack 470」シリーズに、通常はレイヤ3で実現される経路制御/優先制御機能が搭載されることになった。

 BayStack 470シリーズは、QoSや障害発生時の回復機能などを備えたレイヤ2スイッチだ。同社とネットワンシステムズが共同で開発、実装した「トラフィックセパレーション機能」というトラフィックの自動振り分け機能により、従来はレイヤ3スイッチやルータなどで実現されていた経路制御や優先制御が、安価なレイヤ2スイッチ上で可能になる。

 この機能を利用すれば、インターネット網と、機密性の高い情報が流れる企業LANや地域イントラネットとをきちんと区別し、プライベート網への不正アクセスをブロックできる。また、VoIPのように優先順位の高いトラフィックを識別し、一般のデータ通信と振り分けるといった運用も可能だ。

 トラフィックセパレーション機能を搭載したBayStack 470シリーズは、ネットワンシステムズを通じて販売される。価格は、2つのGBICに24ポート搭載の「BayStack 470-24T」が37万5000円、48ポート搭載のBayStack 470-48Tは68万円。

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