NTT Comとシスコ、PKI+IPSec VPNの組み合わせで共同ソリューション

NTT Comとシスコは、PKIをベースにした電子認証によってIPSec VPNによるリモートアクセスのセキュリティ強化を図る「BLADE Cisco Remote Access Solution」(仮称)を開始した。

» 2004年11月04日 19時23分 公開
[ITmedia]

 NTTコミュニケーションズとシスコシステムズは11月4日より、PKIをベースにした電子認証によってリモートアクセスのセキュリティ強化を図る「BLADE Cisco Remote Access Solution」(仮称)の共同展開を開始した。

 「BLADE Cisco Remote Access Solution」(仮称)は、従業員が自宅や出先、出張先などから、IPSec VPN経由で企業システムにリモートアクセスする際、認証に、NTT Comが提供するPKIベースの電子認証基盤「BLADE」で発行する電子証明書を利用することで、セキュリティをより強固にするもの。IPSec VPNゲートウェイにはシスコの「Cisco VPN 3000 シリーズ コンセントレータ」を利用する。

 BLADEを利用して電子証明書を発行することにより、企業が独自に認証局を構築する場合に比べ、導入/運用コストを低く抑えながら、一定のセキュリティを確保できる点が特徴だ。価格は採用するCisco VPN 3000シリーズのモデルごとに異なるが、50ユーザーの場合で72万円からとなっている。

 両社はこの共同ソリューションを皮切りに、BLADE証明書と、「Cisco Network Admission Control(NAC)」プログラムをはじめとするシスコの他のソリューションとの連携を目指すという。

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