Open Source Way 2004開催、日本とアジアのオープンソース推進を理解する

» 2004年11月30日 12時03分 公開
[ITmedia]

 11月30日、パシフィコ横浜にて、Open Source Way 2004が開催された。2日間にわたって国内外から著名なオープンソース関係者を招き、さまざまなテーマで講演が行われる。

 初日となる本日のテーマは「日本とアジアのオープンソース推進」。最初に登場したのはDebianの公式開発者としても知られる八田真行氏だ。

八田真行氏

 同氏は「オープンソースにおけるアジア及び官民協調」と題する講演を行った。同氏は誤解を招きやすいオープンソースの考え方について分かりやすく解説、「ソースコードが公開されている」ということをもってオープンソースとは言えないと話す。そして、バザール型開発と混同されることについても、「開発形態と法的状態であることを理解する必要がある」と述べている。その上で話はアジア、公共機関、ビジネスとオープンソースがどのように関わっていくかに進んでいった。

 また、午前のセッションでは経済産業省商務情報政策局情報処理振興課課長補佐の久米孝氏がオープンソースに対する経済産業省の取り組みについて講演を行った。

 こちらの内容は、同氏が9月に行われた「LinuxWorld C&D/Tokyo 2004」で語った内容と大きく変わる部分はなかったため、詳細についてはこちらの記事を参照してほしい。

 なお、アレン・マイナー氏による「ベンチャーキャピタルリストの目から見たOpen Source」、VAリナックスの佐渡氏による「日本におけるオープンソースの幻想とVA Linux」など、注目のセッションが午後には予定されている。同イベントのレポートは本日深夜に掲載予定である。

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