PCのコネクションを監視しバックドアを検出する「CallerIP」、NextITが発売

NextITは、PCの疑わしい接続を監視し、スパイウェアやバックドアに関する情報を提供するセキュリティツール「CallerIP」の販売を開始した。

» 2004年12月14日 22時47分 公開
[ITmedia]

 ネクスト・イット(NextIT)は12月14日、パソコンの疑わしい接続を監視し、仕込まれてしまったスパイウェアやバックドアに関する情報を提供するセキュリティツール「CallerIP」の販売を開始した。

 最近のワームの中には、ユーザーに知られないようひそかにバックドアなどを仕掛けるものが多く見受けられる。悪意を持った攻撃者は、インターネット経由でこれらバックドアに指令を下し、スパムをばらまいたりDDoS攻撃を仕掛けたりする。

 CallerIPは、PCの接続状況を監視することで、そうしたバックドアやスパイウェア、キーロガーなどの悪意あるプログラムが動作していないかを検査、レポートするセキュリティ製品だ。開発元の米Visualwareでは、ポートの開閉を制御するパーソナルファイアウォールの機能を補完するツールであり、電話における「発信者番号通知」のような役割を果たすものだと説明している。

 CallerIPは、PCの接続状況をリアルタイムに監視し、疑わしい接続やスパイウェアを検出する。またレポートでは、発信元のIPアドレス、国籍や動作プロセスに加え、ISPの情報やWhoisによるドメイン登録情報などの表示も可能だ。

 CallerIPの対応プラットフォームはWindows 2000/XP、Windows Server 2003で、価格は1ユーザーライセンスが9450円。NextITでは同日よりダウンロード販売を開始するとともに、コールセンターを通じて日本語サポートを提供する。

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