合併完了にらみ、PeopleSoft幹部職の「Oracle化」進む

Oracleは、合併完了に向けてPeopleSoft幹部職の再編を進めている。(IDG)

» 2005年01月04日 07時49分 公開
[IDG Japan]
IDG

 ビジネスアプリケーションベンダーのOracleは現在、PeopleSoftを「消化中」だ。12月に合併計画が発表されてから、新年に間に合うように幹部の再編が行われている。

 Oracleが12月29日に米証券取引委員会に提出した8-Kレポートによれば、PeopleSoftの共同社長兼最高財務責任者(CFO)のケビン・パーカー氏、共同社長のフィリップ・ウィルミントン氏が解雇された。Oracleの共同社長であるチャールズ・フィリップス氏とサフラ・カッツ氏がPeopleSoftでも同じ役職を担当する。また、Oracleの執行副社長兼CFOであるハルー・ユー氏がPeopleSoftのCFOとなる。

 ダニエル・クーパーマン氏はOracleと同様、PeopleSoftでも上級副社長、相談役を務める。

 また、カッツ、フィリップス、クーパーマン、ユーの4氏はPeopleSoftの取締役会に役員として指名され、辞任したアニール・ブースリ、フランク・ファンジリ、マイケル・メイプルズ、シリル・ヤンスーニの各氏と交代する。PeopleSoftの4氏は同社のCEO兼会長だったデビッド・ダフィールド氏に続いて辞任していた。

 取締役会の残り2席は、合併が完了後すぐに現在のPeopleSoft役員が明け渡すとみられている。

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