Mac OSでもICカード認証を、NTT Comがセキュリティパッケージ

NTTコミュニケーションズは、アップルコンピュータの「Mac OS X」搭載機でICカードを用いたユーザー認証を可能にする「セーフティパスPCロック for Mac(仮称)」を発売する。

» 2005年01月17日 21時55分 公開
[ITmedia]

 NTTコミュニケーションズは1月17日、アップルコンピュータの「Mac OS X」搭載機でICカードを用いたユーザー認証を可能にするセキュリティ製品「セーフティパスPCロック for Mac(仮称)」を開発したことを発表した。

 セーフティパスPCロック for Macは、NTT ComのICカード認証サービス「セーフティパスビジネス」をベースに、ネットマークスおよびカームコンピュータと共同開発された製品。Mac端末のログイン時の認証に、IDとパスワードだけでなくICカードを組み合わせて二要素認証を実現し、セキュリティの強度を高める。スクリーンセーバの強制設定を行い、離席時にはICカードを再びかざさない限り端末操作をロックする機能も備えている。

 特徴としては、Appleのディレクトリサービス「Open Directory2」でアカウント管理が可能なほか、NetBootサービスやキーチェーンといったMac OS固有の機能をサポートしていること、社外からのリモートアクセスや入退室管理など、ICカードを用いた他のソリューションと連携できることなどが挙げられる。

 利用に当たっては、端末にカードリーダー/ライターを接続する必要がある。対応プラットフォームはMac OS X v.10.3以上で、初期費用は30ユーザーの場合で51万9750円から。デザイン/コンテンツ製作部門などを抱え、WindowsとMacintoshが混在している企業向けに販売していく。

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