速報
» 2005年01月18日 10時17分 公開

津波支援の呼びかけを装うマスメール型ワーム

VBSun-Aワームは寄付を求めるメールを装う。添付ファイルを開くとほかのネットユーザーに感染し、さらにドイツのハッカーサイトにDoS攻撃を仕掛ける。(IDG)

[IDG Japan]
IDG

 セキュリティ会社は1月17日、インターネットユーザーに対し、先月のインド洋津波に対する支援呼びかけを装った大量メール送信型ワームが発見されたと警告を発した。

 このワームが送信するメールは「Tsunami Donation! Please help!」という件名で、本文には「どうか私たちを助けるために寄付をお願いします。添付ファイルを見てください。あなたの助けが必要なんです」といったことが書かれている。「tsunami.exe」という名前の添付ファイルを開くと、このワームがほかのインターネットユーザーに広まると英Sophosは説明している。

 さらにこの添付ファイルを実行すると、独ハッキングサイトwww.hacksector.deにサービス拒否(DoS)攻撃を仕掛けるとSophosチーフテクノロジーコンサルタント、グラハム・クルーリー氏。このサイトは17日朝、Sophos研究者がアクセスしようとしたときにはダウンしているようだったという。

 「これは2つのハッカーグループ間の小競り合いかもしれない」と同氏。

 Sophosはこのワーム「VBSun-A」に関して少数の報告を受けている。同ワームは津波災害を利用しようとするインターネット詐欺における最新トレンドの1つのようだと同氏は言う。Sophosは先週、津波に関連する多数の電子メール詐欺に警告を発した。これらメールは、受信者に金を要求する「ナイジェリア詐欺」と似ている。

 「これは、コンピュータ上で実行するファイルに気を付けなければならないことを思い出させる」とクルーリー氏は語り、最近の報道を元にした詐欺が増えていると言い添えた。

 それでも同氏によると、2005年初めは、新しいインターネットウイルスの拡散が比較的緩やかだ。現時点で最も拡散しているのは、9カ月前に登場したNetsky.Pだという。

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