MS、XP SP2向け2種類の更新プログラムをWindows Update経由で公開

マイクロソフトはWindows Updateを通じて、Windows XP SP2向けの更新プログラム2種類の公開を開始した。ただしセキュリティアップデートではない。

» 2005年02月23日 19時57分 公開
[高橋睦美,ITmedia]

 マイクロソフトはWindows Updateを通じて、Windows XP Service Pack 2(SP2)向けの更新プログラム2種類の公開を開始した。

 今回配布が開始されたのはセキュリティパッチではなく、ブルースクリーン状態に陥るなどの動作上の不具合を修正する2種類の修正プログラムだ。いずれも2004年11月より同社のサポートWebサイトからダウンロードが可能な状態だったが、「より多くのユーザーに適用してもらうため」(同社広報)、Windows Update経由でも配布することにしたという。

 公開された更新プログラムのうち1つは、Windows XP SP2とIEの組み合わせで、Shift-JISエンコードを使用するWebサイトを参照したとき、2バイト文字の一部が正しく表示されないという問題(KB886677)を修正する。もう1つは、ウイルス対策ソフトやファイアウォールプログラムを併用しているとき、システムが停止し、ブルースクリーン状態に陥るという問題(KB887742)に対処する。

 Windows Updateでは、セキュリティ上の脆弱性を修正するプログラムが毎月第二火曜日に定期的に公開されてきた。マイクロソフトによると、それ以外にどのような修正プログラムがWindows Update経由でプッシュ的に配布されるかについて、今のところ明確な基準はないという。今回の措置は、修正プログラムの内容と浸透度などを勘案してたまたま取られたものということだ。

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