JPCERT/CCの定点観測システム、アクセス元地域別の傾向も確認可能に

JPCERT/CCは、インターネット定点観測システム(ISDAS)の観測結果に、「アクセス元地域別グラフ」の情報を追加した。

» 2005年03月16日 21時14分 公開
[ITmedia]

 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月16日、「インターネット定点観測システム(ISDAS)」の公開グラフの種類を増やし、新たに「アクセス元地域別グラフ」の情報を追加した。

 ISDASは、インターネット上に設置された複数のセンサーから情報を収集し、トラフィック状況を観測するシステム。2003年11月より稼動しており、ワームや大規模な攻撃といったセキュリティインシデントの兆候をつかみ、早期に予防情報を提供することを目的としている。

 ISDASではこれまで、アクセス先ポート番号ごとのグラフが提供されてきたが、新たにアクセス元地域別に分類したグラフを確認できるようになった。グラフでは、アクセス元地域のうちトップ5となる日本、中国、米国、韓国、台湾の5つに加え、その他の地域の合計が色分けされて表示される。グラフの集計期間はこれまで同様、1週間、1カ月、3カ月の3種類だ。

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