Norton AntiVirusの脆弱性、日本語版のパッチ提供は来週以降に

シマンテック日本法人によると、「Norton AntiVirus」に存在する2種類の脆弱性に対するパッチの提供は、日本語版では来週以降になる見込みという。

» 2005年03月31日 16時48分 公開
[ITmedia]

 シマンテック日本法人によると、3月28日に公開された「Norton AntiVirus」に存在する2種類の脆弱性に対するパッチの提供は、日本語版については来週(4月4日)以降になる見込みだという。

 この脆弱性は、Norton AntiVirusのAuto-Protect機能に原因があり、悪用されるとシステムがクラッシュするなどDoS状態に陥るという問題だ。「Norton AntiVirus 2004/2005」のほか、同製品を含む「Norton Internet Security 2004/2005」「Norton System Works 2004/2005」に影響する。

 英語版については、脆弱性情報の公開とともにLiveUpdate機能を通じて修正モジュールを提供し、「LiveUpdateを自動的に実行する設定にしていれば、脆弱性はすでに修正されている」状態となっていた。しかし日本語版の場合、パッチの提供は来週以降となる見込みだ。

 シマンテックによれば、Norton AntiVirus 2005およびNorton Internet Security/Norton System Works 2005については、具体的な日取りまでは未定だが、来週中にパッチをリリースする計画。ただ、同2004に関してはやや時間がかかり、1カ月程度要するとしている。これらの脆弱性の危険性は「低」だが、パッチ公開までの間、問題を回避する代替策は今のところない。

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