産総研、2種類のKNOPPIXを発表

産総研はKNOPPIX 3.8.2の日本語版とPXEターミナルサーバとして機能する「PXE Terminal Server for HTTP-FUSE KNOPPPIX」を公開した。

» 2005年06月07日 21時52分 公開
[ITmedia]

 産業技術総合研究所(産総研)は6月7日、KNOPPIX 3.8.2の日本語版と「PXE Terminal Server for HTTP-FUSE KNOPPPIX」を公開した。

 KNOPPIX 3.8.2の日本語版では、多言語入力フレームワークのscimが実験的に追加されている。今後のバージョンではscimへの移行も予定されている。Anthy、FreeWnn、PRIME、Canna(IMEProxy)が利用可能だが、Canna(IMEProxy)は coLinux使用時のみとなっている。bootオプションで「xim=scim」とすることで利用可能。入力開始はCtrl+Spaceキー。

 そのほか、OpenOffice.orgがセキュリティと依存関係の問題からexperimentalからunstableの1.1.3に変更された。

 PXE Terminal Server for HTTP-FUSE KNOPPPIXは、HTTP-FUSE KNOPPIXをPXEターミナルサーバとして動作させるもの。クライアントPCはネットブート(PXE)でHTTP-FUSE KNOPPIXを起動する。また、ネットワークカードが2枚あれば外部で公開しているHTTP-FUSE KNOPPIXを中継できる。

 CDのイメージ内の/sbin/mkmd5filesがHTTP-FUSEの分割圧縮ブロックファイル作成ツールで、これを使うことで、自身でカスタマイズしたKNOPPIXをHTTP-FUSEに対応したものに変換できる。

 詳しい使い方については、Networld+Interop 2005の配布リーフレット(PDF)に解説が掲載されている。

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