東芝ソリューション、コスト効率の高いOCRスキャナの新製品リリース

東芝ソリューションは1000万円以下の価格で、6ポケット帳票スタッカの装備とA4横帳票の毎分200枚読み取りを実現したハイコストパフォーマンスOCRスキャナ「S5000」を商品化した

» 2005年06月09日 17時46分 公開
[ITmedia]

 東芝ソリューションは6月9日、1000万円以下の価格で、6ポケット帳票スタッカの装備とA4横帳票の毎分200枚読み取りを実現したハイコストパフォーマンスOCRスキャナ「S5000」を商品化し、7月1日から受注を開始すると発表した。

 同社は、OCRで読み取った帳票の仕分け業務を低コストで実現するために、多くの帳票を業務で大量に扱う金融機関や行政機関に向けて同商品を販売する。電気料金や水道料金などの公金帳票は、さまざまなサイズやレイアウトがあり、OCRでの料金読み取り時に帳票の仕分けが求められている。

 だが、帳票の仕分けに必要となる多連帳票ソータは設置面積や導入コストなどが課題となる場合があったという。同製品は、読み取った帳票の仕分けもスキャナ本体のみで行いたいという要望に応えて、本体に6ポケットの帳票スタッカを備えた。

 これにより、同製品だけで帳票の仕分けが可能になるため、設置面積や導入コストの課題を解決し、適用できる業務が広がるとしている。

 また、読み取り性能についても、同社のハイエンドクラスのOCRスキャナ「S7000」と同等となるA4横帳票で毎分200枚という読み取り性能を実現した。

 同社は、多連ソータの導入が課題となっているさまざまな規模の金融機関をはじめ、行政機関や流通業などに向けて、システム構築や帳票設計といったサービスと併せて、OCRソリューションの一環として同製品を積極的に提案していく。

 価格は892万5000円から。

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