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» 2005年06月13日 20時04分 公開

ECMはERP市場を上回る? (1/2)

「ECMはERPの成長をはるかに上回る」と予測するのは、米Open TextのジェンキンスCEO。電子文書の増加と規制が追い風となり、ECMに注目が集まる。

[堀哲也,ITmedia]

 「ECMはERPの成長をはるかに上回るはずだ」――エンタープライズコンテンツマネジメント(ECM)と呼ばれる分野が注目されている。社内の電子文書などの管理を行う分野だが、米国では電子文書に対する規制強化の流れを受けて、脚光を浴び始めた。

 社内に存在する電子データは増加する一方の中、これらをどうやって管理していくかは企業に課されたテーマの1つだ。しかし、増え続けるデータの中を分類して見ると、実は、データベースに格納されるような「数値」データ(構造化データ)よりも、電子メールやWord文書に代表される「文字」による情報(非構造化データ)のほうが、圧倒的に多い。

 「構造化データは経済成長の伸びとほぼ一致する。一方、非構造化データは、インターネットの成長と同じ、2カ月ごとに倍増している」と話すのは、米Open Textのトム・ジェンキンスCEO。このまま増え続けると「数年後にはその割合は1:1000にもなる」という。

 指数関数的に増え続ける電子文書の管理コスト削減や、組織の生産性の向上をソリューションとしてきたECMだったが、ここに近年、法規制の波が押し寄せてきた。これがきっかけとなり、ECMへ注目が集まった。企業には、いやおうなく、電子文書を適切なプロセスで処理し、それがちゃんと管理されたものであること証明できる必要があるからだ。

 日本でも、個人情報保護法や日本版SOX法の動きなどと規制の網がかかり始めており、遅かれ早かれ米国と同様な状態になるだろうといわれている。

 「政府は電子文書への影響力を持ちたいと思うようになってきている。しかし、規制が厳しくなったからといって、それに束縛されてばかりではビジネスはできない。規制の順守とビジネスのバランスが大切」と同氏。ECMがそれを可能にするという。

ECMには20の技術が必要

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