メールのフィルタリングとアーカイブ、両機能を統合した「Ziff-Compliance」

古河インフォメーション・テクノロジーは、企業がやり取りする電子メールのフィルタリングとアーカイブの両方を実現する「Ziff-Compliance」の販売を開始した。

[ITmedia]

　古河インフォメーション・テクノロジーは6月22日、電子メールのフィルタリングとアーカイブの両方を実現する「Ziff-Compliance」の販売を開始したことを明らかにした。

　Ziff-Complianceは、名称のとおり、米証券取引委員会（SEC）規則をはじめとするさまざまな法規制への遵守を支援するシステム。米ZipLipが開発しているセキュアなメールシステム「Ziff-Navi」シリーズの一製品という位置付けだ。

　Ziff-Complianceでは、企業がやり取りする電子メールの宛先や送信者、タイトルや本分などをレビューし、企業のポリシーにそぐわないメールや機密情報／個人情報を含んだメッセージが外部に出て行かないようフィルタリングを行う。同時に、フィルタリングによって削除されたメールも含めすべてのメールを保存／検索できるようにする。条件に応じて必要なメールを即座に取り出せるようにすることで、内部監査を支援する。

　Ziff-Complianceの価格は、100ユーザーライセンス当たり180万円から。古河インフォメーション・テクノロジーでは初年度約2億円の売り上げを見込んでいる。