アルファシステムズ、KNOPPIXの起動時間を改善するドライバの開発に着手

アルファシステムズは、CDブート型のLinuxディストリビューションの起動時間を改善するドライバの開発プロジェクトがIPAに採択されたことを発表した。

» 2005年07月04日 21時49分 公開
[ITmedia]

 アルファシステムズは7月4日、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が公募した「オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業」に提案を行い、採択されたことを発表した。採用されたプロジェクトは「CD/DVD 起動Linuxの速度改善ドライバの開発」。

 これにより、KNOPPIXに代表されるCD/DVDブート型のLinuxの起動の高速化を図り、ユーザーに対しては高速化を実現したKNOPPIX(Accelerated-KNOPPIX)の提供を、及び、ライブCDの開発者に対しては高速化を実現するツール(KNOPPIX Accelerate Tools)の提供を行っていく。また、同プロジェクトではシステムの起動時間の高速化だけでなく、アプリケーションの起動の高速化も実現していく姿勢。

 マイルストーンとしては、2005年9月のOSC2005で中間報告、同10月のKOF2005 で目標起動時間2分を、同12月に1分30秒まで短縮したKNOPPIXを公開予定。そして2006年2月には最適化を行い、目標起動時間が1分の最終版を公開するという。

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