日本HP、SAP NetWeaverの導入を容易にする「らくらくパック」を提供

日本HPは、SOAをベースとした統合アプリケーションプラットフォーム「SAP NetWeaver」の導入を短期間/低コストで実現するパッケージ製品を発売する。

» 2005年07月05日 19時48分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカードは7月5日、SOAをベースとした統合アプリケーションプラットフォーム「SAP NetWeaver」の導入を短期間/低コストで実現するパッケージ製品を発表した。

 日本HPとSAPジャパンは6月末、SAPが展開するSOAへの取り組み「ESP(エンタープライズサービステクチャ)」を支えるインフラ基盤として、運用監視ツール「HP OpenView」を連携させることを中心に、提携を強化している。

 今回発表されたパッケージ製品、既にSAP製品を導入した顧客をターゲットとしたもの。ポータル製品「SAP Enterprise Portal」の導入を支援する「EPらくらくパック」と、運用管理製品「SAP Solution Manager」の導入支援を行う「Solution Managerらくらくパック」の2種類で、いずれも7月15日より提供が開始される。

 パッケージにはハードウェア/システム設計とインストール作業に加え、システム設計書やインスタンス設計書、各種手順書といった成果物が含まれている。顧客が一から設計、導入を行う場合に比べ、あらかじめ検証を済ませた環境/設定が提供されるため、導入期間をこれまでの3〜4週間から1週間程度に短縮できるほか、コストも30%程度圧縮できるという。

 価格は、EPらくらくパックは273万円、HPとSAPが共同開発した「NetWeaver Rapid Installer」を使用した検証環境を構築するEPらくらくパック(NRI版)は252万円、Solution Managerらくらくパックは273万円から。日本HPでは、SAP NetWeaverの導入をより容易に実現することで、SOAをベースに、変化への適応性の高いITシステムが構築できるとしている。

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