システムズユニオン、BIアプリ開発ツール「Serduct Studio」を発表

Systems Union Groupは、ビジネスインテリジェンス(BI)アプリケーション開発ツールの新製品「Serduct Studio(サーダクトスタジオ)」を発表した

» 2005年07月05日 22時03分 公開
[ITmedia]

 統合会計業務およびパフォーマンスマネジメントのパッケージベンダー、Systems Union Groupは、ビジネスインテリジェンス(BI)アプリケーション開発ツールの新製品「Serduct Studio(サーダクトスタジオ)」を発表した。Serduct Studioは、分析レポーティングツール「Vision(ビジョン)」の開発者であるスティーブ・ウォール氏が中心となり、オーストラリアのパースの同社R&Dチームが開発したという。

 Serduct Studioは、他システムとの接続を可能にするビジネスロジック層「Serduct(サーダクト)」を開発するためのツール。Visionは、このSerductを介して多様なデータベースにリアルタイムでアクセスしデータ分析およびレポーティングを行う。

 Serductでは複数の業務ソフトを連携することも可能。たとえば、MicrosoftのGreat Plains、Axapta、SunSystems、Pegasusなどの会計システムや、自社開発および特定業務専用のシステムなどからデータを自由に取り出すことができる。

 Serduct Studioの特徴は、簡単かつ短時間でSerductの開発ができる点にある。企業規模や国や言語にかかわらず、オンライン、リアルタイムでのデータ分析、レポーティング環境を構築することができるという。また、年単位、月単位の期間を開発のために費やすことなく、どの業務システムからでも情報を引き出す仕組みをスピーディに開発できる。Serduct Studioを利用したBI構築は、全社レベルでのデータ統合を促進し、業績把握のレベルを向上させることにより、経営情報の質や透明性を確保できるとしている。

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