日本HPがJBoss保守/支援サービス、さらなるオープンソースビジネス拡大目指す

日本HPはオープンソースソフトウェア向けの支援サービスを拡充し、「JBoss Application Server」に対する保守サービスや開発者支援サービスを開始する。

» 2005年07月13日 12時34分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカードは7月13日より、オープンソースのJ2EEミドルウェア「JBoss Application Server」に対する保守サービスを開始する。同時に、JBoss製品の開発者支援サービスも提供し、同社製サーバとJBossを組み合わせたシステムの導入、展開を支援していく。

 日本HPではこれまで、オープンソースシステムの導入を支援するため「Linux Reference Architecture(LRA)」を通じて技術情報やサポートを提供してきた。また、JBossとは「JBoss Authorized Service Partner」としてグローバルに協業している。今回開始されるJBoss関連の保守/支援サービスはその延長線上にあるもので、いっそうのオープンソースビジネス拡大を目指すという。

 JBossアプリケーションサーバ製品保守サービスでは、HP Integrity/HP ProLiantサーバとRed Hat Enterprise Linuxの組み合わせを対象に、障害対応/切り分けに必要な技術支援や電話によるテクニカルサポートを提供。これらサポートは米JBossの専任サポートエンジニアとの協調体制の下で提供される。日本HPとOSの保守契約を結んでいる顧客が対象で、サービス料金は1サーバ当たる100万8000円から。

 またJBoss開発者支援コンサルティングでは、同社がこれまで構築してきた事例のノウハウを活用し、仕様設計からトラブルシューティング、サンプルコードの提供、製品仕様決定にいたるまで、一貫したJBoss開発支援サービスを提供する。価格は52万5000円から。

 なお日本HPは同時に、システム構築サービス「エクスプレスサービス」のプラットフォームに、これまで対象としてきたHP-UXやWindowsに加え、Linuxをはじめとするオープンソースソフトウェアを活用したシステム構築も追加する。JBossに限らず、さまざまなオープンソース製品に対して技術情報や実行手順、サービス提供などを強化する方針だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ