“生成から廃棄まで”機密情報をライフサイクルで管理――NTT Com

NTT Comは、個人情報など機密情報のライフサイクルを一元管理できるソフト「情報ライフサイクル管理システム」の提供を開始した。

» 2005年07月14日 20時22分 公開
[ITmedia]

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は7月14日、個人情報など機密情報のライフサイクルを一元管理できるソフト「情報ライフサイクル管理システム(LCVISOR)」の提供を開始した。

 データのダウンロードから送受/保管/廃棄に至るまで情報が安全に流通しているか、を一元的に管理できる。情報の所在が明確化されるため情報をトラッキングしたり、廃棄漏れをチェックすることで、情報漏えいの抑止効果が期待できる。

LCVISOR LCVISOR

 事前に個人情報を取り扱う業務プロセスを登録し、取り扱い中のトレーサビリティを確保。廃棄予定時期になると、責任者へ電子メール通知したり、Web画面にアラームを出して、人的ミスによる廃棄漏れを防ぐ機能も備える。

 他社のカード認証や暗号化製品などと組み合わせたカスタマイズが可能で、環境に合わせた構築も行える。1年以上にわたりNTT Com社内の機密情報の送受・流通の業務フローを分析し、業種業態などを問わずにさまざまな業務フローに対応できるように設計したという。

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