ネクスウェイ、R/3ユーザーの受発注業務を支援するアダプタを発表

» 2005年07月19日 21時13分 公開
[ITmedia]

 ネクスウェイは7月19日、SAP R/3のデータからFAXやメールを自動配信することで、企業の受発注業務を支援するFAX自動配信システム「FNX e-帳票FAXサービス」と、R/3を低価格かつノンプログラミングで連携するアダプタソフトウェア「FNXConnector」を、同日から提供することを明らかにした。

 FNXConnectorは、R/3の独自形式データをFNX e-帳票FAXサービスで利用するためのデータ形式に、ノンプログラミングで変換し、EDIの主要通信手順の1つである全銀TCP/IP経由で「FNXe-帳票FAXサービス」を運用するFNXセンターにファイルを転送する製品。

 FNXセンターでは、受け取ったデータから受発注業務において発生する注文書、納期回答書、支払依頼書などの帳票類を顧客独自の帳票レイアウトによって生成し、R/3からダイレクトに相手先のFAXやメールに送信する。

 FNXConnectorを間に介することで、R/3のバージョンアップ時にも、R/3システムや取引先のシステムに影響を与えることなく、業務を継続させることが可能になる。国内のR/3のユーザー企業の多くは、社内に高価なFAXサーバを導入して各種帳票の発行処理を行ったり、紙で出力した帳票を手作業でFAX配信するなど、運用にも大きなコストを負担しており、そうしたユーザーを支援するための製品リリースになったとしている。

 FNXConnectorの価格は1ライセンス100万円。

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