ニュース
» 2005年07月28日 18時16分 公開

Lenovo、1000TFLOPのスーパーコンピュータ構築へ

現在世界最速のスーパーコンピュータ「BlueGene/L」の性能は137TFLOPS。その約10倍の1000TFLOPSマシンをLenovoは構築しようとしている。(IDG)

[IDG Japan]
IDG

 中国のLenovo Groupは世界最速のスーパーコンピュータよりも約10倍強力なコンピュータを構築するプロジェクトに取り組んでいる。同社広報担当者が7月28日、この計画を認めた。

 このプロジェクトが完了した暁には、Lenovoのスーパーコンピュータは1000TFLOPSの性能を実現すると同社広報担当のジャン・カイ氏は話す。プロジェクト完了の具体的な時期は明かされなかった。

 しかし、Lenovoのスーパーコンピュータは、中国の第11次5カ年計画(2006〜2010年)の間に準備できると見られている。

 経済成長・開発を維持するために、中国は数年のうちにもっと多くのスーパーコンピュータの処理能力を必要とするようになると、人民日報はこのプロジェクトを報じた記事の中で述べている。今後の経済開発の需要を満たすためにコンピューティングパワーが必要になるが、中国がその需要に見合ったスーパーコンピュータを開発するのに、ほかの国に頼ることはできないと同紙は伝えている。

 Lenovoのプロジェクトが成功したら、1000TFLOPSスーパーコンピュータは既存の世界最速のコンピュータをはるかに超えるだろう。

 現在の中国最速のスーパーコンピュータは、中国の高性能サーバメーカーDawning Information Industryが構築した上海スーパーコンピュータセンターの「Dawning 4000A」だ。同システムの最高性能は8TFLOPSで、世界スーパーコンピュータTop500ランキングの31位にランクインしている。

 Top500リストによると、世界最速のスーパーコンピュータは米ローレンス・リバモア国立研究所が所有するIBMのBlueGene/Lで、ベンチマークスコアは137TFLOPS。

 Lenovoのスーパーコンピュータプロジェクトの詳細はまだ分からないとカイ氏。「このプロジェクトはまだ初期の段階にある」

 Lenovoは高性能コンピューティングにおいてある程度の経験を有している。中国科学院が所有する同社製スーパーコンピュータ「DeepComp 6800」は、スコア4TFLOPでTop500リストの72位にランクインしている。

Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ

マーケット解説

- PR -