テンアートニ、米Tresysと提携してSELinux導入を支援

テンアートニは、SELinux利用のサポートに向けて米Tresys Technologyと提携を結び、教育/研修サービスやコンサルティングサービスを提供する。

» 2005年08月04日 14時45分 公開
[ITmedia]

 テンアートニは8月4日、SELinux利用のサポートに向け、米Tresys Technologyと提携を結んだ。順次教育/研修サービスを開始するほか、SELinuxの導入、構築から運用までを支援するSIコンサルティングサービスを展開していくという。

 SELinuxは、Linuxのセキュリティ機能の強化モジュール。root権限を排除し、プロセスなどに必要最小限の権限を割り当てることが可能なほか、強制アクセス制御(MAC)といった仕組みにより、従来のOSが抱えてきた問題を解消する。既にFedora Coreや複数の商用ディストリビューションで採用されている。

 Tresys Technologyとの提携に基づきテンアートニは、最初の共同事業として、SELinuxの教育/研修サービスを開始する。情報システム部門の責任者など、意思決定に携わる層を対象とした「1日コース」と、開発者を含むエンジニアを対象にポリシーの構築/修正などに踏み込んで開設する「3日コース」の2種類が用意され、はTresysが新たに開発したものを日本語化した教材が用いられる。

 また8月30日からは、テンアートニが独自に開発した無償のハンズオンセミナーも開始する。

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