ゾープ・ジャパン、Zope 3の日本語版ロードマップを発表

ゾープ・ジャパンは8日、「Zope 3」の日本向けロードマップを発表した。11月より開発者向けトレーニングコースである「Zope 3 for Developers」を開催、2006年1月に「Zope4Intranets」日本語版の提供を開始する。

» 2005年08月08日 12時53分 公開
[ITmedia]

 ゾープ・ジャパンは8月8日、オープンソースCMSプラットフォームとして高い評価を得ているZopeの最新バージョン「Zope 3」を利用した日本国内における事業展開のロードマップを発表した。

 直近では11月28日〜30日の3日間、「Zoop 3」の開発者向けトレーニングコースである「Zope 3 for Developers」を開催する。これは、米Zope社が開発したトレーニングを日本語化したものであり、Zopeによる開発経験を持つエンジニアを対象に、「Zope 3」の基本からプログラミングできるレベルまで、3日間の講義とハンズオンで実施するもの。場所は東京都内で、費用は31万5,000円(税込)/人。オンサイト対応も別途見積もりで対応可能とのこと。

 また2006年1月には「Zope4Intranets」日本語版の提供を開始する予定。

 「Zope4Intranets」は「Zope 3」をベースとした生産性向上と堅牢性を備えるCMSソリューション。最終的に生成されるWebサイトの品質検査を自動化する高度なテスト機能を備えるなど、「Zope 2」ベースの前バージョンから大幅な機能強化を実施している。また、オープンソースのCMSには見られないWYSIWYGのユーザーインタフェースを備え、大規模環境でも短期間に高度なWebサイトを構築可能という。

 この戦略変更に伴い、これまでゾープ・ジャパンが進めてきた「Zope 2」の日本語化作業は終了となる。ただし、これまでのZMI(Zope管理インターフェース)の日本語化とパッケージング、および日本語化作業の解説ムービーをゾープ・ジャパンのWebサイト上で公開、今後も「Zope 2」を利用したSI事業も継続して実施するという。これらは「Zope 2」日本語環境の実績、「Plone(プローン)」をはじめとする多くの「Zope 2」に対応したオープンソース・アプリケーション資産を活用できるためとのこと。

 ゾープ・ジャパンでは、Webサイトの規模や必要とするワークフローの複雑さ、予算、開発期間に応じて、「Zope 2」と「Zope 3」の両方から最適なソリューションを提案していくという。

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