ゼンド・オープンソースシステムズ、社名変更と関連会社3社を設立および統合

ゼンド・オープンソースシステムズは、社名を「オープンソース・ジャパン」に変更、加えてオープンソース技術に特化した関連会社3社を設立および統合しOSJグループを形成したことを発表した。

» 2004年09月01日 15時35分 公開
[ITmedia]

 ゼンド・オープンソースシステムズは9月1日、社名を「オープンソース・ジャパン」に変更し、オープンソース技術に特化した関連会社「ゼンド・ジャパン」「ゾープ・ジャパン」「イーセキュリティ・ジャパン」3社を設立および統合し、「オープンソース・ジャパン・グループ」(OSJグループ)を形成したことを発表した。社名の変更は9月13日から。

 新体制の経営陣として、元明治生命常務取締役の田附俊雄氏が代表取締役会長に就任、元日本IBMの営業部長である松岡照夫氏が取締役副社長に就任したことも発表されている。

 OSJグループの中核となる「オープンソース・ジャパン」は、ユーザー企業や自治体などの基幹系情報システムのコスト削減に焦点をあて、さまざまな分野のオープンソース技術を統合し、新たな情報システムの仕組みの構築を手がける。

 具体的には、大企業での情報システム活用を前提としたLAMP技術のチューニングを行い、従来のJavaなどによるオープン化技術よりも構築価格の廉価優位性をアピールしていくという。その中ではPHPによる半額受注キャンペーンなども予定されている。

 さらに、従来の基幹系システムの中心であるレガシー・システムを、オープンソース技術へ移行する「レガシー・マイグレーション」の案件受注にも注力する。COBOLで構築された基幹系システムを、オープンソースのPHPへコンバージョンするサービスも提供予定。

 関連会社3社は、オープンソース・ジャパンが推進するトータルソリューション事業を、それぞれの技術分野において技術支援するとともに、製品やサービスの販売を実施する。

 「ゼンド・ジャパン」は、イスラエルZend社の製品やサービスを提供、「ゾープ・ジャパン」は、米Zope社の製品、サービスを提供、「イーセキュリティ・ジャパン」は、企業システム全体でのセキュリティの確保を推進し、さまざまなセキュリティ製品やサービスを提供する。

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