電子割符でクレジットカード情報を保護、ソフィア総合研究所とGFIが新システム開発

ソフィア総合研究所とグローバルフレンドシップは8月11日、電子割符技術を用いたクレジットカード決済システムの開発に向けて合意を結んだ。

» 2005年08月11日 21時06分 公開
[ITmedia]

 ソフィア総合研究所とグローバルフレンドシップ(GFI)は8月11日、電子割符技術を用いたクレジットカード決済システムの開発に向けて合意を結んだ。

 インターネット経由でクレジットカード決済を行う際、情報は、SSLによる暗号化や3-Dセキュアといった認証技術によって保護されており、通信中(経路)からの漏えいの危険性は比較的少ない。しかし、相手にクレジットカード情報が渡った後の保護となると後手に回っているという。

 ソフィア総合研究所とGFIが開発する新システムでは、電子割符技術を採用し、クレジットカードカード番号などの重要な情報を2つに分割、分散して保存することでこの問題を解決する仕組みだ。万一、どちらか一方の情報が流出したとしても、それだけではデータの再現が不可能となる。

 両社は2005年秋より、このクレジットカード決済システムの実証実験を開始する予定だ。既にアイ・オー・データ機器が参加を表明しており、引き続きECサイトやクレジット決済代行企業を募集していくという。

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