デル、InfiniBand採用のHPCC導入パッケージ2種類を発売

デルは、HPCCシステムに必要なハードウェアと導入サービスなどをパッケージ化した「HPCC InfiniBandパッケージ」2種類の販売を開始した。

[ITmedia]

　デルは8月23日、米国での導入事例をベースに、ハイパフォーマンス・コンピューティング・クラスタ（HPCC）システム構築に必要なハードウェアと導入サービスなどをパッケージ化した「HPCC InfiniBandパッケージ」2種類の販売を開始した。

　HPCC InfiniBandパッケージは、同社のPowerEdgeサーバとホストバスアダプタ、スイッチといったハードウェアに各種管理ツールを組み合わせたもの。サーバ間の接続には、最大60Gbpsの帯域幅を実現するInfiniBandを採用することで、HPCCを構成するノード間の高速な接続を実現する。

　また、米国立スーパーコンピュータ研究所（NCSA）における導入事例をベースに、あらかじめ検証済みの機器をパッケージ化することで、導入に要するコストと期間を短縮できる点も特徴だ。同社によると、パッケージに含まれるハードウェア価格の合計よりも約4割引の価格となるという。

　価格は、PowerEdge SC1425を8ノード組み合わせた「PowerEdge SC1425×8ノード（16 CPU）モデル」が383万2500円、PowerEdge 1850を16ノード組み合わせた「PowerEdge 1850×16ノード（32 CPU）モデル」は、導入・設定サービスも含めて1148万7000円。デルでは、大学や研究機関のほか、自動車をはじめとする製造業向けに同パッケージを販売し、ひいてはより大規模なHPCCシステムの導入を推進していく。