Sunの「Galaxy」サーバ、9月12日にいよいよお披露目

Sun Microsystemsは9月12日に開催するイベントの場で、Opteronプロセッサを採用した新サーバ「Galaxy」をお披露目する予定だ。

» 2005年09月05日 14時32分 公開
[IDG Japan]
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 Sun Microsystemsは、待望久しい「Galaxy」サーバを9月12日にニューヨークのマンハッタンで行われるイベントで発表することを明らかにした。

 この新マシンでは、Advanced Micro Devices(AMD)のOpteronプロセッサが採用される。開発を担当しているのは、Sunの共同創業者アンディ・ベクトルシャイム氏が率いるチーム。同氏は、9年間にわたりCisco Systemsや2社の新興企業に籍を置いていたが、2004年にSunに復帰した。

 カリフォルニア州サンタクララに本社を置くSunはこれまで長年にわたり、独自のSPARCプロセッサを採用してきた。一部のコンピューティング分野では、SPARCベースのサーバは、IntelやAMDのいわゆるx86チップとの厳しい競争にさらされてきた。x86プロセッサは、Linux OSおよびMicrosoftのWindowsを稼働させることができる。

 Sunは既にOpteronベースのマシンを販売しているが、Galaxyシステムは、ローエンドサーバ市場でのシェア拡大を狙う同社の計画において重要な役割を担う。Galaxy技術は今後強化され、一部の本格的なコンピューティングジョブにも対応する見込みだ。

 SunはGalaxyシステムの詳細をまだ明らかにしていない。しかし同社は、ニューヨークで行われる四半期毎製品発表会の内容を記したWebページを掲載した。このイベントでは、x86ベースのGalaxyサーバのほかにも幾つかの発表が予定されている。同Webサイトによると、新マシンは「パフォーマンス、管理の容易さ、スケーラビリティにおいてブレークスルーを実現する」としている。

 ベクトルシャイム氏によると、GalaxyシステムはデュアルコアOpteronチップ(1個のシリコンチップに2つのプロセッサコアを搭載)を採用する。将来的には、8〜16個のプロセッサを搭載したシステムも提供する予定だという。

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