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» 2005年09月13日 16時01分 公開

「来年にはシェア1位に」PowerPointに挑むソースネクストとサン

ソースネクストは都内で事業戦略説明会を開催し、「スタースイート 8」およびImpressを独立させた「超五感プレゼン」を含む新製品を発表した。

[西尾泰三,ITmedia]

 ソースネクストは9月13日、都内で事業戦略説明会を開催。「スタースイート 8」を含む新製品を発表した。

 同社代表取締役社長の松田憲幸氏は、2003年2月から実施しているコモディティ化戦略の進捗を報告。その中でコモディティ化後の総出荷本数が1000万本を突破したこと話し、今後も継続して同戦略を推進していくことを明言した。

固い握手を交わす松田氏と杉本氏

 今回発表された新製品のうち、インパクトが大きいのは、30万本を出荷した「スタースイート 7」の新バージョンとなる「スタースイート 8」を全世界に先駆けて発表したことと、同製品からプレゼンテーションソフト「Impress」を「超五感プレゼン」として単品で販売することだろう。超五感プレゼンは当面日本だけで販売される。

 スタースイート 8は、Microsoft Officeとの互換性をより強化。WriterやCalcなど各機能がどう進化したかは、「OpenOffice.org 2.0が変えるオフィスアプリ基準」が参考になるだろう。スタースイート 8では、RICOHフォントを13書体搭載し、互換性を向上させている。9月30日から発売開始予定で、価格は限定50000本が3980円(通常価格は5980円)。法人向けにはマクロ移管ツールなども用意されるという。

 超五感プレゼンを販売するきっかけは、その市場性であると松田氏は話す。現在、コンシューマー向けPCの年間出荷台数は約555万台となっているが、プリインストールはほとんど行われていないため、プレゼンテーションソフトは年間16万本程度が出荷されているのみだ(そしてMicrosoftがほぼ100%のシェア)。つまり、潜在的な市場は大きいと言える。加えて、Microsoft Office PowerPointの高価な価格に多くのユーザーが不満を持っているという調査結果などから、安価で互換性も高い商品であれば十分シェアを奪えると判断したという。同製品は12月9日に1980円で発売される。

 「(Microsoftのシェアが)ほぼ100%のマーケットに挑むのは難しいが、来年にはシェア1位になれると思っている」(松田氏)

 互換性の部分では、前述のRICOHフォントの搭載と、PowerPointのスライドエフェクトなどを全種類サポートすることで、高い互換性が保てていると説明。実際にデモを行うなどして、その証明を行った。

 今回の「超五感プレゼン」が発表されたことで、スタースイートの各機能を独立させた製品の登場も予想されるが、サンで取締役マーケティング統括本部長を務める杉本博史氏は「あくまでユーザーの声を聞いて判断していきたい」と答えるにとどまった。

 「わたしはパソコンの可能性を信じている。価格と販路さえ適切になれば、もっと広がると考えている。わたしたちが掲げている『みんなわくわくパソコンソフト』の『わくわく』を感じるには、使ってもらう必要がある。使ってもらう前には購入してもらう買ってもらうということ。そのための施策をこれからも提供していく」(松田氏)

 なお、スタースイート 8および超五感プレゼンの使用期限は無制限となっている。また、そのほかに発表された製品としては、手軽にデータの暗号化を行う「データセキュリティ」、ゲームソフトではカプコンと提携したことで発売される「鬼武者3」などが挙げられる。

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