特集
» 2005年09月26日 00時14分 公開

導入が進む経営管理の標準「CPM」 (1/4)

前回からCPMについて経営コンサルタントの視点から解説している。今回は、CPMの基本となる経営管理のPDCAについて考えてみたい。(特集:データ経営でビジネスを制す)

[伊藤雅彦,ITmedia]

秦 久朗 (ベリングポイント ディレクター)

 前回から、CPM(コーポレート・パフォーマンス・マネジメント:企業業績管理)について、経営コンサルタントの視点から解説している。今回は、CPMの基本となる経営管理のPDCAについて考えてみたい。

企業経営における業績管理サイクル

 PDCAサイクルでは、まず企業は経営理念、あるいはビジョンを掲げ、そこに向かって日々努力することが前提になる。欧米の企業なら、ミッションステートメントとしてトップに掲げる大きな目標に対して、どれくらい進捗があるかが「業績」であり、それを把握し、適切に処置していくことがパフォーマンスマネジメントである。

 まず経営理念を経営戦略という形で表し、それを数値目標を伴なった予算計画に反映させ、事業を進めていく。結果を示すデータを集計し、予算と対比して評価を行うことを意図している。

 パフォーマンスを評価した結果、進捗が遅ければ加速させたり、方向性が間違っていれば修正するようにしたりなど、チェックに基づく意思決定を行うことを想定している。チェックした結果によっては、それまでのパフォーマンス予想を修正することもある。これが一連の業績管理、つまりPDCAサイクルである。

 戦略とは行動計画であったり、施策であったりする。たとえば、対顧客行動や物流工程改革などだ。要するに、その「行動」を「数値目標あるいは結果」に結び付けて解釈できなければ戦略進捗を把握できないわけで、パフォーマンスをマネージしていることにはならない。

 そして、結果として出てくるデータは通常は、売上高や営業利益といった財務的数字がほとんどだ。決算が締まってから幾日かの集計日数を経て利用可能になる。

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