「その通話内容、大丈夫?」 NTTコムウェアがIP電話の録音システム

NTTコムウェアはVoIPシステム「NEXIPT」に、IP電話の通話内容を録音し、ファイル化して管理するシステムを発表した。

» 2005年09月27日 23時35分 公開
[ITmedia]

 NTTコムウェアは9月27日、同社のVoIPシステム「NEXIPT」に、IP電話の通話内容を録音し、ファイル化して保存、管理するシステムを発表した。9月30日より販売を開始する。

 NEXIPTは、SIPサーバ「SS70V」やIP電話機から構成される企業向けVoIP/IPテレフォニーシステム。新たに追加された「VoIP通話録音ソリューション」は、ネットワークを流れるSIP信号を検知し、IP電話で行われた通話を録音することができる。録音されたデータはWAVE形式に変換され、通話履歴とともにサーバで一括管理される仕組みだ。Webブラウザ上から履歴を閲覧できるほか、日時や発着信番号などをキーワードとして検索をかけ、録音ファイルの転送、再生、削除といった操作を行える。

 このシステムは、VoIP網を構成する拠点側に「通話録音エージェント」を、センター側に「通話録音サーバ」を導入することで実現される。既存のIP電話機に専用アダプタなどを追加する必要はない。

 NTTコムウェアではこの通話録音システムを、伝言メモとしてだけでなく、顧客応対マナーの再確認や社員教育、さらには違法行為につながる会話の抑止やコンプライアンスの確立を支援するツールとして販売していく。

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