MS、「どこからセキュリティ対策に手をつけるべき?」に答える無償の診断ツール

マイクロソフトは、中堅/中小企業を対象としたセキュリティ対策診断ツール「MSAT」の無償ダウンロード提供を開始した。

» 2005年09月28日 17時32分 公開
[ITmedia]

 マイクロソフトは9月28日より、中堅/中小企業を対象としたセキュリティ対策診断ツール「マイクロソフト セキュリティ アセスメント ツール 日本語版」(MSAT)の無償提供を開始した。

 「セキュリティ対策に取り組まなければならないのは分かっているが、具体的にどこから手をつければいいのかわからない」という悩みを抱える企業は少なくない。MSATは、そうした企業に、自社の抱えるビジネスリスクを明らかにすることで、どのような手立てから取り組むべきか優先順位を付け、対策の筋道を示すためのツールだ。

 対象は、従業員1000人未満、社内に50〜500台のデスクトップPCを抱える中堅/中小企業。経営層やIT部門の担当者がウィザード上で全172項目の質問に回答することにより、自社のビジネスリスクがどこにあるのかを俯瞰的に示すほか、「インフラストラクチャ」「アプリケーション」「運用」「人材」という4つの分野に分けて課題を分析。レポートには対策推奨事項も記される。

 MSATはWebサイト上で利用するオンラインのツールではなく、本体をダウンロードして使用する。ローカルで利用した場合はサマリレポートのみが表示されるが、アセスメントの結果をMSATのWebサーバにアップロードすると、フルレポートが入手できるほか、過去の結果と比較することも可能だ。定期的にチェックを繰り返すことで、いわゆるPDCAサイクルに基づくリスクの再評価と対策の確認に活用できるという。

 対応プラットフォームはWindows 2000/XP。

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