富士通ソーシアルサイエンスラボラトリは、セキュリティ強化や業種向けテンプレートの追加などを施したソリューションサービス「PoweredSolution v6」を発表した。
富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は10月3日、CRM、EAI、データウェアハウス、ネットワーク構築およびセキュリティなど幅広い分野にまたがってITシステムの設計、構築、運用を提供するソリューションサービス「PoweredSolution」を強化することを発表した。
PoweredSolution v6ではまず、個人情報保護法の全面施行を背景に高まっているセキュリティニーズに対応した。
具体的には、「シンクライアントネットワーク構築サービス」や「ユーザー認証強化サービス」といった、サーバ側のセキュリティを強化するサービスを追加。さらに、Webアプリケーションの脆弱性に対するリスクが高まっていることを踏まえ、Webアプリケーションの脆弱性診断を提供するほか、脆弱性を排除したシステムの構築とセキュリティガイドライン教育、運用対策を一貫してサポートする「セキュアプログラミング・ソリューション」を提供するという。
またCRMに関しては、より迅速にシステム構築を行えるよう、「金融業向けCRMテンプレート」「製薬業向け業務プロセス管理テンプレート」といった具合に、業種ごとに固有の業務に特化したテンプレートを10種類追加した。
さらに、富士通が提供しているIT基盤「TRIOLE」への対応、ネットワークによる顧客サポート体制強化などが図られている。
PoweredSolution V6の価格は案件に応じて個別見積もり。10月11日より販売を開始し、今後2年間で240億円の売り上げを見込むという。
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