ログの収集と分析を自動化するアプライアンス、セキュアヴェイルが発売

セキュアヴェイルは、各種サーバやセキュリティ機器からログを収集し、分析を加えるアプライアンス製品「LogStare Enterprise」を発表した。

» 2005年10月03日 23時21分 公開
[ITmedia]

 セキュアヴェイルは10月3日、メールサーバやプロキシサーバ、ファイアウォールをはじめとするセキュリティ機器からログを収集し、分析を加えるアプライアンス製品「LogStare Enterprise」を発表した。

 不正侵入や情報漏えいの兆候を把握するには、日々サーバやセキュリティ機器が吐き出すログを収集し、分析することが有効だ。しかし、膨大なログ情報の中から重要なものを見つけ出し、つき合わせて分析するには、相応のスキルが必要となる。

 LogStare Enterpriseは、そうした作業を自動化するアプライアンスだ。NECのサーバをベースに、これまでセキュアヴェイルがASP/MSP型ログ分析サービスで培ってきた経験やノウハウを反映させたソフトウェアと、ログ保存用のデータベース「IBM DB2」を搭載している。

 LogStare Enterpriseは、さまざまな機器からログを収集し、時間や送信元、送信先、状態などのさまざまな観点から分析を加える。結果は表やグラフを加えた「基本サマリレポート」として示され、特異な事象についてはドリルダウン機能を用いて異なる視点から詳細な分析を加えることが可能だ。また、分析条件を指定して該当するログを抽出する検索機能も備えている。

 製品には、保存可能なログの容量に応じて、40GBまでサポートする「LS400シリーズ」、90GBまで保存できる「LS900シリーズ」、200GBまで保存できる「LS2000シリーズ」の3製品がある。価格はそれぞれ280万円から、350万円から、430万円から。フォーバルクリエーティブや日本SGIといったパートナー企業を通じて販売を開始する。

 なお同社は、発売記念キャンペーンモデルとして、ログ分析対象をファイアウォールに限定する代わりに価格を抑えた「LogStare Firewall」もリリースした。DB容量は40GBで、価格は198万円。12月31日までの期間限定で提供される。

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