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» 2005年10月04日 22時26分 公開

レガシー環境でも無線IP電話を利用、NECが新IP-PBX

NECは、既存のIP-PBX「APEXシリーズ」からFOMA/無線LANデュアル端末を利用できるようにする新製品「UNIVERGE SIP BOX」を発表した。

[垣内郁栄,@IT]

 NECは10月4日、IP-PBX製品「APEX3600iシリーズ」「APEX7600iシリーズ」に、FOMA/無線LANのデュアル携帯電話「N900iL」が利用できるようにする「UNIVERGE SIP BOX」を付加し、新たに発売すると発表した。

 APEXの両シリーズは「UNIVERGE APEX3600iシリーズ」「UNIVERGE APEX7600iシリーズ」に名称を変更。「現状のインフラを活用しながら(無線IP電話などの)ブロードバンドオフィスに対応するためのマイグレーションシナリオ」(NEC 執行役員 都筑一雄氏)として売り出す。

都筑氏toと八田氏 NEC 執行役員 都筑一雄氏(右)とUNIVERGEソリューション推進本部長 八田孝氏

 NECはホワイトカラーの生産性向上を目的に、IP電話や無線LAN、グループウェア、セキュリティなどを組み合わせてソリューションを提供する「ブロードバンドオフィス」に力を入れている。中心となるのがNECのネットワーク機器や運用管理製品の統一ブランドである「UNIVERGE」。

 NECが新たにUNIVERGEブランドにするAPEX3600iシリーズ、APEX7600iシリーズは、内線電話や外部公衆網への接続・制御を行うPBXの機能を、IPネットワーク上で提供するIP-PBX。APEX3600iシリーズは小容量向け製品で、APEX7600iシリーズは中大容量向け製品。NECによると、国内IP-PBX市場でNECは33.1%のシェアを占め、「3社に1社がAPEXシリーズを利用している」(都筑氏)という。

 UNIVERGE APEX3600iシリーズ、UNIVERGE APEX7600iシリーズは、IP-PBXとUNIVERGE SIP BOXを組み合わせた製品で、FOMA N900iLやNECの無線IP電話が利用できるようになる。社内の内線電話と外出中の携帯電話をFOMA N900iLに統一したり、グループウェアなどのアプリケーションと連携して利用できるなど「どこでもマイオフィス」(NEC)を実現できるという。

 NECはフルIP環境で利用するSIPサーバ「UNIVERGE SV7000」も提供しているが、UNIVERG APEX3600iシリーズ、UNIVERGE APEX7600iシリーズは、UNIVERGE SV7000と混在して使うこともできる。

MH220 無線IP電話機の新端末「UNIVERGE Terminal MH220」

 NECは無線IP電話機の新端末「UNIVERGE Terminal MH220」を同日発売した。UNIVERG APEX3600iシリーズ、UNIVERGE APEX7600iシリーズでも利用できる。現行の「MH210」と比較して連続待ち受け時間を約1.7倍の85時間に伸ばしたうえで、小型軽量化した。IEEE802.11i、WPA2を使った「PMKキャッシュ」機能を実装し、アクセスポイントの高速ハンドオーバーが可能だという。

 UNIVERGE APEX3600iシリーズは70万円からで、UNIVERGE APEX7600iシリーズは600万円から。MH220は4万円。それぞれ10月31日に出荷する。

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